スイミングストリート

 
−第50回−


明けました
『明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。』

今年は三十路を向かえる節目の年です。一般的には「げっ!さんじゅう〜〜〜!!」と思う人が多いようですが、私は反対に「やっと30歳になれる!」と喜んでおります。負け惜しみ(?)じゃないですよ?20代のうちは「まだ若いから・・・」「いいわねぇ〜、若くて」と言われるばかりでイマイチ社会的信用も薄い。それが30代になるとそれなりに経験も積んだと認められて、それが自分の自信にもなるような気がしていたので早く30になりたかったんです。でも、この話を夫あたりにすると「焦らなくてもすぐになるから。いやでもなるから。」と言われてしまいます(苦笑)。

今年の目標は・・・年を重ねるごとに時間の経過を短く感じるくせに、年を重ねるごとにやりたいことが増えてくるんだから矛盾していますよね(苦笑)。しかもやりたいことが多すぎてその優先順位をつけられなくなっています。また、今すぐゴールに辿りつけるようなものはひとつもなくてまだまだ夢ともいえない中途半端な事柄ばかり。オトナの事情でこのコラムは今回を含めあと3回で終わってしまいますが、これからはブログや各地のプールで私の行く道を応援してくださるとうれしいです。

資格
去年の10月から12月の間に受けていた日本水泳連盟公認の基礎水泳指導員。年が明けて、やっと合格通知書が届きました(ヤッター!)。国体出場以上の競技成績を有する者は一部の実技を免除されるとは言え、慣れない座学やレポート等で少々頭を痛めながらも頑張ったかいがあった・・・・って、合格通知書は合格通知書なのですが、まぁ予想はしていましたが、やっぱり登録料がいるんですね(汗)。講習を受けるために○万円支払って、その上に登録料が○万円・・・。庶民の財布に優しくないお話です(涙)。しかも今回送られてきた書類を見ているとよく分からない点も。今回私がトライしたのは『日本水泳連盟公認」の基礎水泳指導員ですが、他にも『日本体育協会公認』の基礎水泳指導員なるものもあって、その登録料はまた別だそうです。

よーわからん(怒)。

実は、ただ教えるだけなら資格なんぞ必要ないのに、なぜこんなお金が掛かってしかも仕組みがよくわかっていない(恥)のを受けたかというと、指導者としてもっと世間に認められたいと思ったからでした。オリンピックのメダリスト、というのはあくまで競技者の証で、これから私が進んでいきたいと思っているのは生涯スポーツ(マスターズ)・水泳の指導者です。資格を持っていることで大きく変わることはないかもしれませんが、何より自分自身の自信になるし、周りを説得する一番有効な手段だと思っています。だからこれからも上の資格を目指していこうと思っています。

それプラス、資格取得のための講習や勉強の中には泳いでいるだけでは知ることができなかった水泳の知識を得る機会にもなりました。プール管理や安全面、人命救助のために有効な競泳にはない横泳ぎ、歴史を紐解いて泳法のルールの遍歴を知ることで泳ぎをより深く理解することができ、これが現役選手のときに知っていれば・・・また違ったものが見えたのではないかと悔やまれます。

競技は変わってサッカーの場合、現役時代から資格取得のために講習を受けるそうです。競技者の第二の人生としてコーチとしてチームに残るためにはその資格が必要なので、その必要に迫られてのことのようですが、現役のうちから資格取得の機会が与えられれば競技引退後も同じ世界に身を留められる可能性が高くなり、競技経験者という貴重な人材の流出を防げるという効果を得る結果になります。最近の水泳界ではトップ選手が水から上がった後に指導者への道を歩んでいくパターンが増えてきましたが、指導者の数はまだまだ足りないのではないでしょうか?経験と知識を持ち合わせる優秀な指導者がたくさん生まれそして育つように、現行の指導者資格のあり方(内容も含む)について見直していただきたいものです。


源 純夏(みなもと すみか)

1979年5月2日生まれ。50m自由形日本記録保持者。
アトランタ、シドニーオリンピックに出場。
シドニーでは400mメドレーリレーの第四泳者として銅メダル獲得に貢献。
念願のエンジョイスイマーになりつつありますが、心の奥には常に闘志を秘めている!?

純夏の棲家(ブログ)
http://ameblo.jp/sumikaminamoto/
ワールド・スイム・アゲインスト・マラリア
http://www.worldswimagainstmalaria.com/default.aspx

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