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新年明けましておめでとうございます。
オリンピックイヤーがあっという間に過ぎました。気がつくと冬のオリンピック、バンクーバー大会まであと1年。時のたつ速さをしみじみと感じます。
今年は気分を変えて、毎月のコラムに『題』をつけてみることにしようと思いました。
今年最初のお題はこちら↓
『あっちでピヨピヨ、こっちでピヨピヨの解決法』
いったいピヨピヨとはいったい何?
東京辰巳国際水泳場の企画でここ3年、年末は26日あたりから大みそかまでダイブ・キャンプを開いている。関東近県のチームに声をかけてにぎやかに合宿をする。うちのチームは地元なので節約して泊まらず通い合宿。いつもと違う顔ぶれで練習をすると、とくに小学生たちは興奮してはしゃぐ。普段とは違う他県のコーチや友達に見られる緊張感からいい演技ができるというプラスはあるが、仲間と一緒が嬉しくて楽しくて、コーチの話は耳から入って反対の耳から出ていってしまう。頭の中には何にも残っていないという現象(!)を今回の合宿で痛感した。
何度注意しても、順番待ちをしながらだんだん友達の輪が大きくなって、あっちでピヨピヨ、こっちでピヨピヨ、まるで巣の中のヒナみたいにピヨピヨピヨピヨうるさいおしゃべりが始まるのだ。
ピヨピヨのおしゃべりだけでなく、台のうしろで跳んだりはねたり踊ったり、セームで叩き合ったりしている。ここまでくるとさすがに私の頭に角が生えて雷が落ちる。
はてさてどうしたものか。このピヨッ子たち・・・。
そこである方法を考えた。このピヨピヨ防止と、1本飛んだあとのコーチングを次の演技のときまで頭においておかせるために、原始的な方法だが、コーチが指導した言葉をそのまま次に飛ぶときに台の上で選手に復唱させることにした。これを年末のダイブ・キャンプの時にしつこく徹底してやらせてみた。
私が「ジャンプをもっと高く!」と話したとすると、選手は自分の順番がきたときに台の上で「ジャンプをもっと高く!」と大きな声を出して言うのだ。言えなかったら面倒だけど台から降りてコーチに聞きにくる。少々手間がかかるがやることにした。
さあ、どんな変化がみられるかなと観察していると、ほとんどの小学生がコーチの指導した言葉をすっかり忘れて台の上に上がっているという悲しい現実と直面した。
私:「さっきコーチはなんて言ったっけ?」
A選手:「・・・なんだったっけ???」
悲しいかな、これを何度も繰り返すのである。いつも返事のいい男の子がいるのだが、この子は聞いているかなと期待したがこれも返事がいいだけで全然お話は聞いていなかったことが判明。ほとんど全員がコーチの話を頭においておけないことがわかってしまった。あ〜なんてこと、ショックだあっ。 (T_T)
お話が聞けないだけではない。少しの間静かにできていたのに数分経つとまたピヨピヨが始まってしまう。ピヨピヨおしゃべりしたあとは必ず台の上で
「・・・何だったっけ???」
となる。
なんとなく気づいていたけれど、この現実はショックだったな〜。小学生の集中力ってこんなものだっけ? 10のお話をしたら2くらい頭に残ってりゃいい、くらいに思ってりゃいいのかしら。自問自答しながらあまりの集中力のなさにガックリしょんぼり。低学年だからできないとか高学年だから話が聞けるなんてことは関係ないようだ。おそらく性格も影響しているのだろう。はてさて、どうしたものかねえ。
しかたない、コーチのお話が聞けるようになるまでとことん付き合いましょう! と腹に決め、今年は特に小学生たちには練習中は毎回コーチングを台の上で復唱させることを決めました。徐々にその必要がなくなって、余裕のコーチングができる日を夢見て。そんな日はくるのかしら・・・
「でもね、仲間同士でピヨピヨおしゃべりするのって楽しいんだよねえ。」なんて声が聞こえそうだ。おしゃべりしても脳の隅っこでコーチングを復唱して次の演技のことを考えるスペースを空けとけばいいんだよな。
「う〜ん、大人は簡単にいうよねえ」って子どもたちに言われそうだな。
でも、このピヨピヨがなくなったらちょっと寂しいかもしれない。いつか思春期がきて「コーチなんてうぜえ!」的な態度で黙りこくるような年ごろも成長の過程でいつかくるかもしれない。そうなるにはまだまだ道のりは長いですよ。
子供たちの成長に新たな楽しみが見つかりました。
これからもがんばってよー!!
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